ポイント・カード。
普通は顧客と店側との取り決めだけで済む。
お客さん ==== ポイント規約 ==== お店
------- 個人情報など ----->
<------ ポイント発行 -------
-------- ポイント利用 ------>
ところが、Tカードになるとポイントシステム提供者(CCC)が出てくる。
お客さん ================= T会員規約 ================ CCC
------- 商品購入など -----> お店
------- 個人情報など -----> ------- 個人情報など -----> CCC
-------- ポイント発行 ------>
<-------------------------- ポイント発行 ----------------------------
---------------------------- ポイント利用 --------------------------->
で、ここで考えるべき点は、ポイントの取り決めをするCCCが表に出てこないということ。
規約を結ばせる(同意確認をとる)のは、CCCではなく(おそらく業務委託された)店側。
ポイントに関するトラブル処理も店側が対処するのだろう。
そして、カードいらない、やめたいとなった時に店側では対処できなくて、
ここでようやくCCCが出てくることになる。
(そして、個人情報を消してもらえないということにこの時点で気づく。)
単にポイントシステムの運用を代行しているだけならいいんだけれど、主従が逆転していて、
本来店側にあるべきポイントシステムをTポイントのシステムに置き換えるというのではなく、
Tポイントのシステムの一部として店側のポイント管理業務を組み入れてしまう
というところがミソ。
なんだか、そもそもが顧客に誤認させるような仕組みだよね。