Dropbox で、ある程度安心してファイルを保存しようと TrueCrypt を試してみた。
TrueCrypt は暗号化されたドライブを作成してくれる。
出来上がった実体の Volume と呼ばれるファイルを Dropbox に上げて共有などしてみる。
とりあえず、TrueCrypt をインストールして Volume を作成してみた。
手順としては
(1)
Create Volume ボタンでホリューム作成ウィザードを立ち上げ。
(2)
[TrueCrypt Volume Creation Wizard] 画面で
Create an encrypted file container を選択。
(3)
[Volume Type] 画面で
Standard TrueCrypt volume を選択。
(4)
[Volume Location] 画面で、
Select File... ボタンから Dropbox ディレクトリにファイル作成。
Never save history にチェックを入れる。
(5)
[Encryption Options] 画面では、デフォルトのまま
Encryption Algorithm:AES
Hash Algorithm:RIPEMD-160
を選択。
(6)
[Volume Size] でとりあえず
1 GB
を選択した。
大きすぎると同期に時間がかかりそうなのでこのくらいのサイズに。
(7)
[Volume Password] 画面でパスワードを設定する。
今回は Use keyfiles は未チェックとした。
(8)
[Format Options] 画面で
Filesystem Options:FAT
Volume Format Options:Quick format は未チェック
を選択。
(9)
[Volume Format]
マウスを動かして乱数のエントロピーを上げる。
Format ボタンで Volume 作成。
ここまででVolumeが作成される。
実際に使用するには TrueCrypt を起動して「マウント」する。
Select File... ボタンから Volume ファイルを選択し、Mount ボタンでマウント。
パスワード他が要求されるので入力指定する。
正常にマウントされるとドライブやデバイスとして認識される。
Dropbox に保存しておきたいファイルをコピーしたり。ディレクトリ(フォルダ)も普通に作成できる。
使い終わったら「アンマウント」する。
Dismount ボタンでアンマウントされる。
Dropbox に共有しているのでこのタイミングで自動更新される。
試しに、2台のPCから同時にマウントして別々の変更をしてみた。
一方で Volume の内容を更新してアンマウントすると Dropbox 側に更新される。
もう一方で Volume の内容を別の更新してアンマウントすると別の更新がかかり、
競合コピーとして別ファイルがDropbox上に作成される。
(ここは Dropbox の排他制御なのだと思う。)
ということで、同時にマウントしない方がよいということがわかったので、
逐一アンマウントして同時マウントする状態にならないように運用しよう。
これ、多分、Google Drive や Microsoft の SkyDrive でも同じように利用できるんじゃないかなぁ。